金属スクラップ4種類を解説!
「鉄スクラップ・雑品スクラップ・非鉄スクラップ・特殊金属」とは?

私たちの身の回りには、多くの金属製品が存在しています。
そして、使い終わった金属は「スクラップ」として回収され、再び資源として活用されています。
金属スクラップにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や価値、リサイクル方法が異なります。
今回は代表的な4つの分類である、
- 鉄スクラップ
- 雑品スクラップ
- 非鉄スクラップ
- 特殊金属
について、わかりやすく解説していきます。
鉄スクラップとは?
鉄スクラップとは、鉄を主成分とする金属スクラップのことです。
最も流通量が多いスクラップであり、建築・製造・自動車産業など幅広い分野で再利用されています。
主な例
- 鉄骨
- 鉄板
- 自動車ボディ
- 工場設備
- 建築解体材
- 鉄パイプ
特徴
鉄は磁石にくっつく性質があります。
そのため、比較的分別しやすいのが特徴です。
また、鉄は何度でも再利用しやすく、製鉄原料として重要な役割を持っています。
リサイクルによって新しい鉄製品へ生まれ変わり、資源循環を支えています。
雑品スクラップとは?
雑品スクラップとは、さまざまな素材が混在しているスクラップのことです。
金属だけでなく、
- プラスチック
- ゴム
- 配線
- 基板
- 小型家電
などが混ざっている場合もあります。
主な例
- 廃家電
- パソコン
- 給湯器
- 配線付き機械
- モーター
- ミックスメタル
特徴
素材が複雑に混ざっているため、手解体や細かな分別作業が必要になります。
一見価値が低そうに見えますが、中には銅やアルミ、希少金属などが含まれていることもあり、適切に処理することで再資源化が可能です。
近年では都市鉱山としても注目されています。
非鉄スクラップとは?
非鉄スクラップとは、「鉄以外の金属スクラップ」の総称です。
比較的価値の高い金属が多く、世界中で需要があります。
主な例
- 銅
- アルミ
- 真鍮
- ステンレス
- 鉛
- 亜鉛
特徴
非鉄金属は、
- サビに強い
- 電気を通しやすい
- 軽量
- 加工しやすい
など、それぞれ優れた特徴があります。
特に銅は電線や電子機器に不可欠な素材であり、高価なスクラップとして扱われています。
非鉄スクラップはリサイクルしても品質が落ちにくく、再利用価値の高い重要資源です。
特殊金属とは?
特殊金属とは、希少性や特殊な性能を持つ金属のことです。
一般的な鉄やアルミとは異なり、高度な技術分野で使用されることが多くあります。
主な例
- ニッケル
- チタン
- タングステン
- モリブデン
- コバルト
- リチウム
- レアアース
特徴
特殊金属は、
- 耐熱性
- 耐腐食性
- 高強度
- 電気特性
などに優れており、
- 航空機
- 医療機器
- 半導体
- EV(電気自動車)
- バッテリー
- 精密機械
など最先端分野で活用されています。
埋蔵量が限られているものも多く、リサイクルの重要性が年々高まっています。
なぜ分類が重要なの?
リサイクル率をあげるためにしてること
スクラップは、種類ごとに適切に分類することでリサイクル効率が大きく向上します。
もし異なる金属が混ざったままだと、
- 品質低下
- 不純物混入
- 再利用困難
などの問題が起こるためです。
そのため現場では、
- 手選別
- 磁力選別
- 機械選別
などを組み合わせながら、細かく分類が行われています。
リサイクルが未来を支える
金属スクラップのリサイクルは、
- 資源の有効活用
- CO₂削減
- 廃棄物削減
- 環境保護
につながる重要な取り組みです。
「不要になったもの」を「新たな資源」に変えることで、持続可能な社会づくりが進められています。

